中国海南省文昌市郊外で、文昌宇宙センター(海南航天発射場)の建設作業が進められており、来年の運用開始に向けて、重要な1年を迎えた。

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文昌宇宙センターの建設は2009年9月に始まり、既に工事が2年間以上行われ、発射台や管制センターなど、主要部分の建設は全て順調に進められているという。特に今年は、通信設備や管制装置の試験も予定されており、中国は重要な1年と位置付けている。

文昌宇宙センターは中国で建設される4番目の宇宙センターで、北緯19度に位置し、最も赤道に近く、静止衛星の打ち上げに適している。また、鉄道では輸送できない直径5mのロケットブースターを海上から搬入でき、現在開発している大型ロケット「長征5号」の打ち上げが実施できることや、東側に海があることで、ロケット残骸の落下による被害を少なくできるなどの利点もある。

運用は2013年に開始する予定で、大型衛星、静止衛星、宇宙ステーションなどの打ち上げが予定されている。

 

 

■海南航天発射場工程建設入攻堅段階
http://www.calt.com/xwzx/zyxw/20120210095206ddeda1.html

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