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宇宙開発を押し進めるスペースX社CEOのイーロン・マスク氏はテキサス州オースティンにて開催されたSWSX(サウス・バイ・サウスウエスト)に登壇し、なぜ人類は火星にコロニーを建設しなければならないのかについて語っています。
 
マスク氏は、人類が大気汚染や第3次世界対戦、AI(人工知能)の暴走などにより、暗黒の未来を迎える可能性を示唆。そこで、火星や月にセーフティーネットとしてコロニーを建築し文明を維持することで、そのような暗黒時代を"短縮"できるとしているのです。また、AI技術の過度な発展に対する懸念についても以前と同じく触れています。
 
それ以外にも、自動運転技術は来年末までには人による運転の2倍は安全になっていることや、次世代巨大ロケット「BFR」の小規模なテスト打ち上げを2019年前半に実施するなど、テスラやスペースXの今後についても触れたのでした。
 
マスク氏とスペースXは、2022年から火星へとBFRを打ち上げ、続くBFRの打ち上げ計画の中で順次火星コロニーの開発を行いたいとしています。人類が地球以外の惑星で暮らす未来は、意外と遠くないのかもしれませんね。
 
Image Credit: Wikimedia Commmon
■Elon Musk still thinks a Mars colony will save us from a future dark age
https://www.theverge.com/2018/3/11/17106910/elon-musk-ai-threat-mars-moon-colonization-nukes-sxsw-2018
(文/塚本直樹)

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