2018年2月6日(現地時間)の打ち上げを目指す、宇宙開発企業ことスペースX社「ファルコン・ヘビー」ロケット。こちらについて、FAA(連邦航空局)が打ち上げのライセンスを発行したことが報じられています。
 
2月2日に発行されたこのライセンスは、2月6日のファルコン・ヘビーの初打ち上げでのみ有効です。ペイロード(積荷)の種類としては、「テスラ・ロードスター(質量シミュレーター)」と記載されており、打ち上げ軌道は地球との双曲線軌道となっています。この初代モデルのテスラ・ロードスターはデビッド・ボウイの「スペース・オディティ」を流しながら、火星へと向かう予定です。
 
「サターンV」以降に運用されるロケットで最もパワフルとなる予定のファルコン・ヘビーは、全長70メートルで全幅12.2メートルとなり、低軌道(LEO)に約64トン、静止トランスファ軌道(GTO)に約27トン、そして火星に約17トンの打ち上げ能力を持ちます。また「ファルコン9」ロケットのように3つのブースターはすべて着陸の後に再使用される予定です。
 
スペースXを率いるイーロン・マスク氏は過去の発言で「打ち上げが成功するとは限らない」と発言していますが、同社が大きなマイルストーンを達成することになるのか、注目が集まります。
 
Image Credit:スペースX
■SpaceX Gets Launch License for First Falcon Heavy Rocket Launch
https://www.space.com/39587-spacex-falcon-heavy-launch-license-test-flight.html
(文/塚本直樹)

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