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木星にかつてない距離まで接近し、周回観測を行っている探査機「ジュノー」。そのジュノーが2017年7月11日に地球より大きな嵐「大赤斑」の接近観測を行い、そのデータが地球へと届きました。 


2016年7月に木星の周回軌道に投入されたジュノー。現在は木星を53.5日周期(地球換算)で行っており、今回の観測は6回目の周回飛行の最中に行われました。大赤斑の観測は同探査機に搭載された光学観測機器「JunoCam」によって行われ、大赤斑の約9000km上空から画像を撮影したのです。

今回、NASAはJunoCamで撮影したRAWデータを公開しました。そしてそれを元に、世界中の科学者や天文ファンが自分の好みの画像を現像しているのです。ページトップの画像は、Jason Major氏が現像したもの。またこちらのNASAのホームページでは、ジュノーによる木星のさまざまな観測画像が参照できます。

今後もジュノーは木星の周回飛行し、2018年2月まで観測を続ける予定です。その過程でさらなる科学的な観測だけでなく、美しい画像も地球へと届けられることでしょう。

 

Image Credit: NASA / SwRI / MSSS / Jason Major
Source: NASA just released Juno’s first stunning close-ups of Jupiter’s giant storm
https://www.theverge.com/2017/7/12/15960524/nasa-juno-spacecraft-jupiter-great-red-spot-storm-images-photos-closeup-flyby

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