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民間宇宙開発企業のスペースX社は2017年2月19日09時30分頃(現地時間)、フロリダ州のケネディ宇宙センターから「ファルコン9」ロケットを打ち上げました。さらに、ロケット1段目の地上への着陸にも成功しています。またロケットに搭載されたドラゴン補給船は、ISS(国際宇宙ステーション)への補給任務を行う予定です。
 
今回ISSへと送り届けられる2,500kgの物資には宇宙飛行士のための生活必需品だけでなく、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)も含まれます。これは抗生剤への耐性を獲得した細菌のメカニズムを確認し、それに対処するための新しい薬の開発に役立つことが期待されているのです。また生きたマウスこと「マウス飛行士」も搭載されています。
 
そして、今回のケネディ宇宙センターの打ち上げが行われたケネディ宇宙センターの第39複合発射施設(LC-39A)はアポロ計画で月へと人類を送り届け、スペースシャトルの打ち上げにも利用された歴史的な発射台。これまでスペースXによって整備が進められてきました。また併設されたケープカナベラル空軍基地の第40複合発射施設は2016年9月1日のファルコン9の爆発事故以来、復旧が進められています。
 
昨年9月の爆発事故以来、2回目となるスペースXによるファルコン9の打ち上げ。今後、同社がロケット打ち上げビジネスを軌道に乗せられるのか、注目が集まります。
 
Image Credit: スペースX
■SpaceX Mission Poised for Notable Achievements
https://www.nasa.gov/feature/spacex-mission-poised-for-notable-achievements
■SpaceX to Make Its 1st Launch from Historic Apollo-Era Pad Today
http://www.space.com/35756-spacex-rocket-launching-from-apollo-era-site-today.html

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