アリアンスペース社は3月9日14時20分(日本時間)、通信衛星「ユーテルサット65ウェストA」を搭載した「アリアン5 ECA」ロケットを、南米仏領ギアナのギアナ宇宙センターから打ち上げた。

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ロケットは順調に飛行し、打ち上げから約27分後に衛星を分離し、打ち上げは成功した。

ユーテルサット65ウェストAはユーテルサット社が運用する通信衛星で、西経65度の静止軌道で運用され、ブラジルなどラテン・アメリカに通信サービスを提供し、今夏開催されるリオデジャネイロ・オリンピックを支える。

打ち上げ時の質量は6564kgで、これはこれまで開発された静止衛星の中でも最も重いものの一つとなる。アリアン5ロケットは静止衛星を2機同時に打ち上げられる能力をもち、これまでの打ち上げでも2機同時打ち上げが基本となっていたが、今回はその重さから、単独での打ち上げとなった。

アリアン5ロケットは今回で85機目の打ち上げとなり、また2003年以来、71機連続での成功となった。

また今回の打ち上げでは、「DEMOFLIGHT」と呼ばれる、開発中の次世代ロケット「アリアン6」の第2段エンジン向けのデータ取りのための試験も実施された。DEMOFLIGHTの実施は、昨年5月に続き2回目となった。

Image Credit: Arianespace

■Arianespace launches Eutelsat 65 West A to serve Latin America - Arianespace
http://www.arianespace.com/press-release/arianespace-launches-eutelsat-65-west-a-to-serve-latin-america/

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