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水素駆動ドローンのイメージ画像
 
ドローンといえば飛行時間は10分かそこらで、高級モデルでも2~30分がやっと…というのがこれまでの常識。その原因は、バッテリーの電力で駆動しているから。ここにブレイクスルーがない限り、飛行時間に大きな改善は見込めません。なら、別のエネルギー源を使ったらどうか…というわけで登場したのが、今回の「水素で数時間飛び回れるドローン」です。
 
このドローンを公開したのは、イギリスのIntelligent Energyという会社。ベースとなっているDJIのMatrice 100という開発者向けドローンに、水素による発電装置が組み込まれています。この水素が酸素と結合し水になる過程で電力を取り出し、ドローンを駆動するのです。排出されるのは水蒸気だけと、とてもエコフレンドリーなのも好印象ですね。
 
また燃料となる水素がなくなれば上部の水素タンクを交換するだけなので、再充電などの手間もかかりません。近年は水素による発電でスマートフォンやノートPCを駆動しようという案もあるなど、水素を電力源とするソリューションがかなり現実的になっていることを感じます。
 
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公開された試作機
 
Intelligent Energy社はすでにプロトタイプの機体による飛行テストを終えています。テストでは純粋な水素駆動だけでなく、水素とバッテリーの組み合わせも試されました。もしかすると、すでに燃料自動車で試されているこの水素とバッテリーの組み合わせのほうが、実用に近いのかもしれません。
 
この水素ドローンは来年1月にラスベガスで開催されるCESで披露される予定です。
 
Image Credit: PC World
■Fuel cell keeps drones in flight for hours, not minutes
http://www.pcworld.com/article/3015217/consumer-electronics/fuel-cell-keeps-drones-in-flight-for-hours-not-minutes.html

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